魅力的な声を出すのには姿勢が大事です。
まず身体の歪みチェックから始めましょう。
あなたは自分の身体が歪んでいると思いますか?
殆どの人は「はい」と答えるでしょう。
「いいえ」と答えた人には、心から拍手を送ります。
「良い姿勢・正しい姿勢をしなさい」と本には書いてありますね。
では、良い姿勢・正しい姿勢って何でしょう?
正しいと言う言葉は、教える側にとって便利な言葉です。
安易に使ってしまいがちですね。
しかし間違いだらけの世の中で、正しい日本語、正しい呼吸、正しい発声・・・
正しいと聞いただけで緊張してしまう人もいる思います。
「自分は間違っている、自分の身体は歪んでいる、治さなければ」
先ほど「はい」と答えた人の心の片隅には、こんな気持ちがあるはずです。
真っ直ぐだったら良いのでしょうか?
真っ直ぐな正しい姿勢と聞くと、まず思い浮かぶのがモデルさん。
ファッションモデルは確かに美しく洗練されていますが、
彼女たちはプロとして訓練された肉体なのです。
デザイナーの作品を美しく見せるのが目的ですから、生活するには不自然な姿勢です。
農作業するのにファッションモデルのような姿勢では仕事になりませんよね。
あなたが歪んでいると感じる今の姿勢にはちゃんとした意味があるのです。
人間の身体も真っ直ぐなとこなんてありません、どこかずれているし歪んでいるのです。
背骨はもともと湾曲していますし首の骨も直線の人なんていません。
人によって違う「姿勢」
息を吸ったまま吐かずにいるようにみえる吸息固定パターンの人と
ため息をついた後のようにみえる 呼息固定パターンの人とでは
腰椎のカーブが違うと言われています。
また肩や胸式呼吸の人もそれぞれ特徴があるのです。
当然 胸鎖乳突筋、斜角筋、菱形筋や腹筋などの筋肉の発達も違うそうです。
一時的に背筋を真っ直ぐにしても、直ぐ元に戻ってしまいますよね。
呼吸法を変えずに、正しい真っ直ぐな姿勢を意識することは、
新たな緊張を生むことなのです。 ☆3D音声解析グラフ
※しかし学校などの指導者は、わかってはいても時間に限りがあり、
一律な指導をするしかないのが現状です。
メンタルな指導に於いては、「解放」と言いながら、
フィジカル面、発声に関しては身体に緊張を強いる矛盾が生じてしまいます。
個性を生かさなければならないはずなのに、
結果としてつぶしてしまう事にもなるのです。
ファッションモデルの正しい姿勢と、歌やオペラ歌手の正しい姿勢、
また声を使う仕事での発声の為の姿勢、
それぞれ違って当然なのに曖昧に捕らえてしまっています。
見られる事を前提にした美を求められる姿勢と、
その人の発声の為に向いている姿勢とが同じであれば
問題はないのですが、生活習慣が人によって違います。
背中に定規をあてるような考えは、
心の歪みをつくるだけです。
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